【おススメ日本酒】油長酒造が独自に研究開発を重ねた「笊籠採り(イカキどり)」
今回、ご紹介する日本酒は、「笊籠採り(イカキどり)」です。
無濾過生原酒に頑ななまでにこだわり、常温でも生ヒネしない酒質にするために、12代目蔵元・山本氏が考案した独自の搾り方です。
モロミの中に、笊籬状(いかきじょう)のスクリーンを沈めて、モロミと清酒を分離する画期的な技法で、搾る際に酒が空気に晒されるのを防ぎます。
また、原料となる"露葉風"は奈良県でしか生産されていない酒造好適米です。
これまで油長酒造では70%精米の純米 しぼり華を醸造していました。
これは露葉風のもつ特殊な心白の特性上、高精白には向かないのではという判断から70%精米の純米酒のみを生産していました。
しかし、近年露葉風の品質は生産農家の方々の努力もあり、年々向上しており、本年のお米は高精白にも充分対応できる酒造好適米でした。
露葉風独特の複雑味を併せ持った酒質は、風の森シリーズの中でも個性的なものです。
今回、他の風の森のラインナップと同様に、7号系酵母を使用し、超低温長期醪で発酵を進め、露葉風の個性を引き出しました。
純米大吟醸らしい透明感のあるきれいな味わいと、露葉風独特の複雑味を同時に感じられます。
炭火焼さくらでぜひ味わっていただきたい1本です。
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